人は心の状態で性格が変わるものです。普段は怒らないようなことでも心の状態がぶれていれば怒るようにもなり、普段は喜ばないことでも心の状態がぶれていれば喜んだりと変化するものです。もしいつもと反応が違うと思えばそれはいつもの心の状態と大きく違うということです。それが鬱の機微である可能性があります。

心は平常から遠ざかるほど感情的に直情的に考えてしまうものです。たまに感情的になる分には一時的なものなので誰しもあることですがそれが続くようであれば心に問題があるとみてよいでしょう。

他人に対しても己に対しても感情の変化を気にすることで心が弱っているのかどうかを判断する基準となります。

尊生道
覚理 怜良命念