生命が豊かである為には、孤独である必要があります。孤独と言いますが一人きりで誰とも関わらないと言う意味ではありません。尊生道が説く孤独とは孤独を選べる状態であると言うことです。

家族関係、友人関係、職場関係、学校関係等々、あらゆる関係があるでしょう。あなたは何故その関係に属しているのでしょうか。自らで選んでそこに居るのか、その他のものに強制されて居るのか、成り行きで居るのか、あなたはどちらに当てはまるでしょうか。自らで選んでその場に居るのであれば、自らで一人きりになる選択をとることもできるでしょう。どこに居るかは自らの選択により決めることができる。何かに強制されることのない自由こそが尊生道の説く孤独への道です。

何故、孤独であるべきか。それは自らが選択したこと以外に決められて生きていては苦しさを感じるからです。満足の行く選択を取れているのであれば思い悩む必要はありません。何者かにより強制された選択というものには苦しみや不満が付き纏うものです。様々なしがらみがあるこの世界で孤独になることは難しいかもしれません。然し孤独になり初めて自らが生きたいと思える道が見え始めるものです。どうしたら孤独になれるのか考えることから始めましょう。

自らで自らが信ずる道を歩んでいくことこそが己の生きる道を見つける方法です。

尊生道
覚理 怜良命念