人は弱く現実を受け止めることが苦手な生き物です。
心豊かな生命は、現実に向き合い今できることをこなすものですが、豊かさから離れている生命ほど理想に目が眩み現実を直視できなくなります。
また、人は選択した答えに対して後悔をしたくないから間違えてないはずだと、執着をしてその場で踠き苦しみます。さらには現実を捻じ曲げてでも理想を追い求めようとします。それは幻を見ているだけで決して理想が叶ったわけではなく心が救われることありません。ただ己の心を苦しませるだけの行いです。
己の誤ちを認め、絡まりあった糸をゆっくり解くかの如く一つずつ物事に対処しなければ苦しみから解放されることはありません。
尊生道
覚理 怜良命念