嘘は必ずしも悪だと言い切れるものではありません。嘘に限らず全てのものは使い方次第です。

包丁がわかりやすいでしょう。善なる心を持てば料理を作るための道具となり、悪なる心を持てば人を傷つけるための道具となります。どのような心持ちで扱うかにより善にも悪にもなります。善か悪かを決めるのは生命の心であり、事象そのものに意味はありません。善なる心で嘘を扱えばより豊かなに過ごしていくための道具となり、悪なる心で扱えば不幸にさせる道具となります。

全ての事象に意味はないということを知り、全ては扱う者の心のあり方次第でどのようにも変化するということを知れば目の前のことだけで判断することを辞め物事を深く観察できるようになります。

尊生道
覚理 怜良命念