人というものは様々な面がある生き物です。様々な面があるというのは人の善いところでもあれば悪いところでもあります。
様々な面があるからこそ対面した相手により対応を変えることができます。全ての話が素直に真実を話すからうまくいくというものでもありません。人それぞれにあった対応をしてその場を過ごすことが大切です。しかし、態度を変えるという行いは恥ずべき行いであり徳の低い行いです。

対応と態度の違いとは感情の差です。対応とは相手にとって適切な所作を行うことであり、態度とは相手によって自己の感情を表に出して感情をぶつけることです。己にとって都合の良い人には好意的な感情を出して己にとって都合の悪い人には悪意や敵意を出した態度を取る。誰であろうと常に好意的な態度が取れるのであれば好意的な態度をしても善いでしょう。しかし常にできるのでなければ好意的な態度も取るべきではありません。悪意や敵意を出していなくても結局は好意的な態度ではないということがわかります。その態度の違いを周りの人々が見ています。

態度を変えないことで人々のことを気にかけて生きていることがわかります。徳の高さゆえできることです。