努力というものは人によって変わるものです。あの人は努力していない、自分はこれだけ努力しているのになぜ努力をしないんだということを思うことはありませんか。自分は10の努力量をこなしているのに他人は1の努力量しかしていないと他人の努力を自分と比べていませんか。

そもそも努力というものは目標に対して存在するものです。努力と目標は一組で考えなければなりません。もし自分がよく努力していると思うのであれば、それはあなたの目標が高いからでしょう。また他人の努力量が少ないのであればそれはあなたの目標よりも低い目標をお持ちかあなたとは違う方向性の目標をお持ちになっているのかどちらかです。その他人はその方なりの目標も持ちその目標に対して努力しているのです。なので当然、あなたと他人とでは努力量に差が出てくるものです。

努力は量ではなく率(パーセント)で考える必要があります。あなたの一日の努力量が10であなたの目標に対して50%の達成率であったとしても10の努力量が100%の達成率と考える人も当然います。あなたにとっては物足りない努力でも他人にとっては満足のいく努力の場合もあります。それをとやかくいう権利はないでしょう。それがその方の望んだ未来です。

あなたはあなたなりに目標に対してどれだけの努力をこなせたのかだけに向き合えばよろしいのです。ただひたすらにあなたの人生に向き合いましょう。

尊生道
覚理 怜良命念