人が尊敬を集めるのは、その身につけた権威や豪華な見栄えによるものであり、決してその人自身の人格が尊敬されているわけではない。同様に、人が蔑まれるのは、地位が低く、貧相な見栄えによるものであり、これもまたその人自身の人格が蔑まれているわけではない。
表面的な評価を信じて、尊敬されている、あるいは蔑まされていると勘違いすることは、どちらも愚かなことである。人本来の良さは人格をみなければわからないものである。

尊生道
覚理 怜良命念