愛とは誰もを満遍なく仁の心を持ち接することです。誰に対しても見返りを求めることなく、手を差し伸べ、敬意と誠実さを持ち接することが愛を表す様です。これは平和を重んじる理想の心です。

また、特定のものに執着して自らの欲求の為に差別して扱うことを愛憎と呼びます。差別して扱うことで独占欲や支配欲等が強まり、欲求が満たされなくなれば相手に対して憎しみの心が生まれます。自らの欲求の為に誰かを差別して扱うことは危険な行いです。愛憎を抱くと自らの心を陰に偏らせ迷失の心に陥る原因となります。

誰もが愛の心で接することは困難かもしれませんが、自らが差し伸べられる範囲で手を差し伸べていくことが、尊い行いです。

尊生道
覚理 怜良命念