仕事の成果は良い結果であれ悪い結果であれはっきりとさせるべきである。はっきりさせなければ自らの実力を把握することが出来ない。
恩義と遺恨ははっきりとさせるべきではない。どれだけ恩を与えたのか、どれだけ遺恨が残るようなことをされたのか、それは相手の感じ方により度合いが異なり、はっきりとさせることで恩着せがましく感じられ、本来の恩義も少なくとられ、遺恨も多く残る。
どれだけ感謝したのか、どれだけ妨害したのかは、相手側の問題である。こちら側から言及することではない。
どれだけ恩義を与えたとしても一度、恩を与えたことだけを覚えておけばよく、どれだけ遺恨を残すようなことをされても一度、害を受けたことだけを覚えておけばよい。
尊生道
覚理 怜良命念