人はミスをする生き物です。どんなに完璧を目指していてもミスをすることがあります。起きた現象を元に戻すことは出来ません。だからミスそのものを責めてはいけません。だからと言ってミスをしても善いという訳ではありません。常にミスをしないように向き合うことが大切です。心の在り方の問題です。

起きた現象であるミスを責めるのではありません。何故ミスをしてしまったのか、どのような心向きで言動をしたのかを責めるのです。怠惰な心をもち準備不足で起きた現象であるなら怠惰であった心を責めるべきであり、己に慢心して物事を正確に捉えられずに起きた現象であるなら慢心であった心を責めるべきであり、急躁した心で平常な判断が出来ずに起きた現象であるなら急躁した心を責めるべきです。このように常に心を軸に考えなくてはなりません。人は心の赴き方で全ての結果に影響が出る生き物です。

尊生道
覚理 怜良命念