今我々が生きるこの世界というのは残酷なものです。貧困、災害、飢餓等で苦しむ方々をよく見ます。生き物は今というこの瞬間も必ず誰かが何処かで不幸な思いをしているものです。不幸というものは探し始めたら数え切ることはできません。誰かの幸せを犠牲に不幸になっている場合もあります。ですから、あなたは誰かの不幸に対して考える必要はないのです。あなた一人が他人の不幸に対して考えたところで全ての不幸がなくなるわけではないのです。他人が不幸だから自分が平然と生きていることに思いつめる必要はありません。
まずはあなた自身が豊かな心を身につけることが大切です。豊かな心を身につけることができた時に誰ともわからない他人ではなく、あなたの周りの人を助けられる存在になりましょう。そうして人を助けて続けていけばいずれ多くの人を救えるような存在になることができます。前を向いて目の前の人生に向き合うことをしてください。
尊生道
覚理 怜良命念